タイト海外通信「ZOW展 2014」
2月10日~13日に開催された「ZOW展2014」(ドイツ・バッドザルツフレン)の初日と2日目を見学した。
初日は、入場時間が早かったこともあり、混雑無く見学し易かったが、2日目はさすがに入場者が増えかなり賑わっていた。
また、2日目は初日に比べ東欧系の人々が多くなっていたように感じた。
今年のヨーロッパは暖冬ということもあり、日本よりも暖かく感じ過ごし易い気候でもあった。
その分、日本や北米に寒波が押し寄せてきて記録的な大雪になっていたが・・・。
開催する季節も影響しているのか、出展者数は例年に比べ減少している様子でもあった。
入口の案内板
受付の様子。初日の出足はこれからか?
入口付近の様子
[天然木工芸突板]
弊社仕入先 イタリア・ALPI社のブース
ブティック風の展示
壁面への展示(FSC®認証品)
アルピコード(フェノールバッカー強化天然木工芸突板)
フリッチから作ったワインボトルのデザイン
2年前から展示会で見かけるようになったラフベニヤだが、突板のみならず木口テープにも多く使われていた
最近では縦・横ともにブラッシングした柄も多くなった
ラフソールを組み合わせた柄
有孔ボードの吸音板
横、縦使いのドア
ラフソール以外に目についた傾向として、朽木・古木などが多く出展されていた
弊社取引先:RoHol社の展示
節や割れ、色あせなどもデザインの一部となっている
クラックを強調した突板使用ドア
壁面にも、朽木や古木が使われている(基材はカラーMDF)
お面は??
年輪をそのまま利用した輪切りのテーブル
玉杢天然突板を使ったカバン
木目天然突板を使ったカバン
これも、天然木突板
ハイグロス仕上げだとさらに高級感が増す
全体的な感想として、ラフソールは相変わらず目を引いたが、その他朽木・古木がかなり多く出展されていた。
ヨーロッパではアンティーク調の古木系のデザインが流行し始めているのか?
色目的には、継続してグレー系やライトブラウン系のものが多く見受けられた。
この傾向はここ数年変わっていないように思う。
総合的に、デザインの壁を乗り越えられない何かがあるのか、もう一つ印象に残る物が無いように感じられた。
報告者: TAYT R.F
2014/04/01