ALPI社の海外通信をお届けします 新商品や新情報がいち早くご覧いただけます 東京都中央区 泰斗株式会社

TAYT海外通信

タイト海外通信「INTERZUM 2017」

5月16日~19日の4日間、ドイツ・ケルンで開催されたインターツム(以下Interzum)を視察した。

 

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世界60カ国から1732社もの企業が参加している、文字通り世界最大規模の家具・内装材系展示会である。

期間中、総勢7万人近くが来場する。

 

2年振りのInterzumであるが、会場の広さは相変わらずである。

4日間フルに動き回ったが、それでも充分に見学が出来たかと言うと疑問は残るが、弊社の取引先が数多く出展しているので、その取引先を中心に新しい商品・トレンド等を掴む事が出来た。

 

●ALPI社(イタリア)

弊社の主要な取引先である。

 

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今回は黒を基調としたベーシックなブース

 

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 黒のMDFで製作されたディスプレイ

落ち着いた雰囲気

 

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150枚もの突板をパネルで展示

 

今回、新柄として以下の突板パネルが展示されていた。

 

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新たなデザイナーとして隈研吾氏を起用

日本の神代杉やカイガンショウの樹皮をイメージしたデザインで斬新な突板を展示

 

 

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また、The Campana Brothersが「SUSHI」というコンセプトで突板をデザインした新柄を発表

 

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Piero Lissoni氏デザインの「Ikat」3モデル

Ikatとはマレー語で絣(かすり)織物のこと

 

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新柄のブラッシュチェリー

 

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新柄のウォールナット

 

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こちらの3柄も今までになかったモデル

 

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ソットサスのモデルも復活

 

従来のオーソドックスな木目柄は残しつつ、全体的にデザイン性を重視した斬新な突板が発表された。

 

●ROHOL社(オーストリア)

弊社製品ラフベニヤ、クラックベニヤの供給元である。

 

前回の様なギャラクシールームがある大掛かりなブースではなくなっていたが、面白そうな製品が数点あった。

 

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自然の風化によって出来上がった表面の溝をブラッシングし汚れを取り除いただけでこのような風合いに

サイズは画像のもののみで大判での取り扱いはなし

 

IMG_9043.JPG曲げることの出来るプライウッド(FlexiPress basic and finish)

厚みは3-4.5mm

サイズは2500x1250mm, 2500x1830mm

 

●SONAE ARAUCO社(ポルトガル)

イノバスカラーMDFの輸入元

 

2年前は出展していなかったが、今回はInnovusブランドで大々的にブースを構えていた。

最近、ポルトガルのSONAE社とチリのARAUCO社が合併して会社名も「SONAE ARAUCO」となった。

 

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ブース全面をカラーMDFのサンドグレー(新色)で製作

 

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カラーMDFやメラミン化粧板を中心に展示

 

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 新製品の「3D MDF」

腰板などに使用したら面白そう

今後はカラーも増える予定

 

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ホワイトボード兼マジックボードだが、単色ではなく木目のデザインが入っているので新しく感じる

 

 

●メラミン関係

・HOMAPAL社

特に目立って斬新な製品は無かったが、人工皮革を使った化粧板や不燃HPLを出展していた。

 

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新しいカラーやエンボス

 

DEKODUR社、ABET社の出展は今回なかった。

 

●その他

弊社取引先ではないが、以下は今回目に付いた面白そうな製品である。

 

・L社(イタリアの突板メーカー)

 

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IMG_8996.JPG珍しいバナナの木の突板 

 

・K社

 

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籐(Rattan)の突板を使用して3Dにしたもの

突板自体にスリットは入っていない

 

・C社

 

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エンドグレインの木口テープ

 

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アルコンパクトの天板にエンドグレインのシート

 

・J社

今回一番興味を持ったのがここのディープエンボスボード 

 

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厚みは19.5mm、規格サイズは2980x1250mm

深さは3.5mmまで可能 

 

・I社

 

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2年前にもあったイミテーションの木目調不燃ボード

 

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こちらも深いエンボスが特徴

 

・S社

 

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各社同じような同調エンボスのメラミン化粧板は出しているが、この会社のものが一番深く綺麗

 

・B社

 

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木で創られたモザイク柄

 

・R社

 

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こちらも凸凹あり

 

突板化粧板もメラミン化粧板もエンボスをデザインとして取り入れた製品が増えていたのが印象的であった。

 

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Gradaで出来そうなサングラススタンド

 

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Gradaを利用して出来そうなドッグハウス

 

今年のInterzumの印象は突板化粧板もメラミン化粧板もエンボス(しかも深い)された製品が多く目に付いた。

 

色目的にはグレー系・ブラウン系が多く、ここ数年さほど変化はないように見受けられた。

 

また、クラックやスモーク等の突板を含めて古木系の化粧板を各社出展しており、トレンドは続くと思われる。

 

ちなみに帰りの空港で見かけたレストランでも古木を利用していた。

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2年前の様な革新的な材料に出会うことは出来なかったが、各社この展示会に照準を合わせて新製品を出してくるので、相変わらず見逃せない2017 Interzumであった。

 

次回は2年後の2019年5月21日~24日に開催される。

報告者:R.F

2017/05

タイト海外通信「Milano Salone 2016」 ー②ALPI編ー

ミラノサローネ2016の開催に合わせて行われた、ALPI社のGLOBAL MEETINGにおいて、ALPILIGNUM(アルピリニューム)の新柄が発表された。

また、コレクション自体も大幅に見直しが行われた。

 

●ALPILIGNUM(アルピリニューム)

・ALPI Collection Wood(全71モデル)

うち11モデルが新しい品番となった。

"SILVER"と"WOOD+"という新しい商品群が追加となった。

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16.02  Radiant Natural

 

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16.12  Silver Rail Black

 

 

・ALPI Collection Designer(全18モデル)

3組のトップデザイナーを起用した新しいデザインを発表

 

    ・Piero Lissoni(14モデル)

    ・The Campana Brothers(2モデル)

    ・Front(2モデル)

 

また、Piero Lissoni氏はALPI社のART DIRECTORにも就任した。

 

<Piero Lissoni>

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18.13  Tarsie 2 White

  

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18.14  Tarsie 2 Black

  

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18.15  Tarsie 3 Sand

  

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18.16  Tarsie 3 Black

  

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18.17  Tarsie 1 Sand

  

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18.18  Tarsie 1 Grey

  

<The Campana Brothers>

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18.31  ALPI Pirarucu

  

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18.32  ALPI Piacava

 

<Front>

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18.41  ALPI Drapery Wood

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18.42  ALPI Grid Wood

 

*現物サンプルは弊社ショールームにてご覧いただけます。

 

 

これらの新品番に関しては、9月より販売開始予定です。

 

 

●MILANO SHOWROOM開設

 

2016年4月12日、ALPI社の新しい常設ショールームがミラノのソルフェリーノ通りにオープンしました。

 

            住所 : Via Solferino, 7, Milano

 

ミラノにお出掛けの際は是非お立ち寄りください。

 

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報告者 :  R.F

2016/08

タイト海外通信「Milano Salone 2016」

4月12日~17日に開催されたミラノサローネ2016、今回初めて視察を行いました。

毎年30万人以上が来場する世界最大級の家具見本市であり、世界のデザイナー達が注目するデザインの祭典でもある。

初日である12日から3日間訪問したが、会場内は来場者が非常に多く、中央の通路は通勤ラッシュの様なありさまであった。

会場内には24ものホールがあり、ゆっくり見て廻るには3日間でも足りない程である。

今回はターゲットを絞り、当社で扱いのある(扱い出来そうな)材料を中心に見て回った。

 

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 会場入口付近

ゲートには入場の順番待ちの列が 

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壁面装飾

突板の使われ方も面白い

  

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木目の組み合わせでデザイン性を表現

  

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 ライティングによって家具の引き立ち方も変わる

  

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木目とメタルを組み合わせた見せ方も多くなっている 

 

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 裁断時に切り込みを入れたのか?斬新なデザイン

  

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 座部がコルクになっていて柔らかく座り心地が良さそう!?

  

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 弊社取扱いのinnovus colour MDF

 

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今回は什器として利用されていた 

 

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棚板にカラーMDF(グレー)を利用すればこんな感じに!

  

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 木目にシルクスクリーン?でデザインを入れるのも面白い

  

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突板単板を重ねて作り上げた椅子

弊社のウッドテープでも同様のものが出来そうそうである

 

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こちらも同じく突板単板から作りあげたもの

   

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凸凹をつけた天板

どの様に作ったのか興味深い・・・

 

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写真だと見えづらいが細かく寄木調になっている 

  

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コルクのようなキッチン台

  

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 突板を利用したシェード

  

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 新素材のコーナーに展示されていた材料

天然木とアクリル樹脂の組み合わせ 

  

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上の材料(木とアクリル樹脂)を組み合わせたらこのような感じに

  

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WOOD + αでかなり見え方が変わる

  

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 まるで木のような陶器

  

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上の陶器を使用した洗面台?

  

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Interzumで見つけたOrganoid社の草・花・実などをプレスして固めた化粧板

新しい材料として紹介されていた

  

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 アルピ社のRadiantを利用すれば同じように半透明に出来る!

 

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アルコンパクトを使用した洗面台

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 同様の製品は弊社でも取扱いが可能です

  

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 曲線を描いた洗面台

   

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 天然木工芸突板を使用?

  

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 同色の木材だが、形状を変えてデザイン性をUp

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 色々な材料の組み合わせが増えている

  

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こちらも木目+

  

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デザイン的には面白い

   

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 和のテイストを加えたデザイン

  

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 内側にのみ木目柄を使用

 さりげない高級感が漂います

  

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 こんな感じでかなりオシャレに!

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 ウェーブソール的なエフェクトを加えて

  

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 アルピ社の材料で同じような柄があったような・・・?

  

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 これもアルピ社の柄に似ている

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クラシック調な家具にはまだまだ黒檀(特にハイグロス)が多い

 

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ビリヤード台にもハイグロス

 

  

また、成型合板を使用した椅子などは、弊社取扱いのUPM Grada成型用合板を使用すれば出来そうな形状が多かった。

 

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成型合板でこのような棚を作ったら面白い

 

 今回、圧倒的に目を引いたのはやはり古木・朽木調の家具が多かったことである。

この流れは当分続くものと思われる。

  

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キッチンでも古木柄の利用は多かった

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テレビラックも!

 

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 洗面台も!

 

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バスタブまで・・・・

さすがにこちらはメラミン化粧板でしたが

 

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 ヴィンテージ感が出ていてオシャレな洗面台に!

 

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故意にクラックを入れたデザインも多く見られた 

   

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木で作った自転車

乗れば乗るほど味が出そう 

  

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色目的にはグレー系よりも、ダークブラウン系が多く見られた。

トイレやバス、洗面台にはまだグレー系が多いが

高級家具にはエボニー(黒檀)やバール系のハイグロスがまだまだ人気である

前述したが、古木調やWOOD+αの素材を使用した家具がかなり目を引いた展示会であった。

材料を扱う者として、トレンドを知る上ではかなり有意義な展示会であった。

2017年のミラノサローネは4月4日~9日の開催となります。

 

 報告者 : R.F

 

2016/04

タイト海外通信「SICAM 2015」

10月15・16日とイタリアのポルデノーネで開催されたSICAMを視察してきました。

当日はイタリアらしからぬ曇り空で、時折激しい雨も降り注ぐ悪天候でした。

しかし、会場内は3日目(木曜日)ということもあり、来場客でごった返し昨年よりも盛況であった。

 

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メインエントランス前

 

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●ALPI社(イタリア)

弊社の主要取引先である。

前回のInterzumに比べるとシンプルなブースになっていた。

 

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受付のテープルの腰板にデザイン性に富んだ突板を使用

 

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主にAlpikord(フェノールバッカー強化天然木工芸突板)やAlpirobur(メラミン化粧板)を展示

 

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ゴールド色を塗装してブラッシングしたAlpikord

有名ブランドショップの内装材として採用されています。

 

ALPI社としては、突板単板での販売よりも加工した化粧板(Alpikord & Alpirobur)に力を入れているように感じられた。

 

また、Radient(アクリル板を挟んでスライスした半透明の単板)やSilver Rail(アルミを挟んでスライスした単板)など、従来の突板の枠を越えた斬新な製品が増えてきている。

但し、価格的に使用するにはハードルが高いと思われる。

 

●Tabu社(イタリア)

主に天然木の染色単板を得意とするメーカーである。

 

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ブース内は盛況であった

 

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大判で使用したら面白いデザイン

 

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カラフルな染色単板が多い

 

 

●EDILLEGNOTRANCIATI社(イタリア)

ALPI社のイタリア国内の代理店のひとつ

古木・朽木系の天然木突板を得意とする

 

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弊社もInterzumで見つけ興味を持ったORGANOID社の草・花・実などの化粧板を取り扱っていた

 

●その他

 

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Metaflex社

 

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型押し成型

 

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LATHO社ウッドパネル

MDFなどにベニヤを貼り合わせた化粧板

 

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CONFALONIERI社ブース

色目の傾向はここ数年変化が無く、グレー系・ライトブラウン系が多い

 

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メラミン化粧板もヴィンテージ調の柄が増えている

 

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TOP LINEA社

やはりここもグレー系が主流

 

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Braga社のブースではAlpilignumのDesign Collectionを使用したドアを展示していた

これらの単板は弊社でも取り扱い可能です

 

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弊社の取引先でもある、3B社ブース

 

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ALFA WOOD社の製品

 

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 コンクリート調の材が増えてきている

 

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 アルミニウムやABSを3次元成型した材(特許出願中との事)

 

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インドの石を薄くスライスしてシート状にした材

 

 

カラーの傾向としては、今までのグレー系は相変わらず多かったが、それ以外にライトブラウン系が再び増えてきたように思えた。

木目柄としては、ハーフクラウン(板柾)が圧倒的に多かった。

また、古木・朽木系は相変わらず人気があり、しばらくはこの流れは続きそうである。

但し、ウッド系よりもコンクリート調の材料の方が目に付く感じでもあった。

全体としては、Interzumと違いなかなか新しい製品を見つけるのが難しいが、トレンドを追うには分かり易い展示会である。

 

2015/11

タイト海外通信「INTERZUM 2015」

 

5月6日~8日の3日間、ドイツ・ケルンで開催されたインターツム(以下Interzum)を視察した。 

 

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久し振りのInterzumで会場の広さは相変わらずである。

 

3日間では充分に見学が出来なかったが、弊社の取引先を中心に新しい商品・トレンド等を掴む事が出来た。 

 

 

 

●ALPI社(イタリア)

 

弊社の主要な取引先である。 

 

ALPILIGNUM(アルピリニューム、天然木工芸突板)の新柄・新商品をブース中央に展示しており、ALPIKORDの塗装(マット、ハイグロス)とメタリック塗装が目を引いた。

 

 

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また、接着層にアルミ箔やアルミニウムを入れた突板(SILVER RAIL)の展示が新鮮であった。

 

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ブース中央のカウンターには、今回ブルガリに採用された寄木柄をウエンゲ柄で引き立つ様に貼り合わせ、デザインの良さを強調。 

 

 

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ブース中央の5Mの柱には、今年流行のグレー系の突板のパネルを展示し、遠目にハッキリと判る板目柄の大柄のブックマッチでさりげなく見せていた。

 

ブースの外側のパネルはアルピコレクションを塗装品で展示。

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受付のカウンターの腰板には、突板にアクリルを挟んだ透明性のあるALPI RADIANTを使用。

 

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ブース全体が明るく感じられた。

*ALPI RADIANTはInterzumのBest of Best Awardを受賞

 

今までのALPI社の展示とは違い、新しく斬新な商品がたくさん展示されており見ごたえのあるブースとなっていた。 

 

●ROHOL社(オーストリア)

 

弊社製品ラフベニヤの供給元である。

 

ラフソール(鋸目)、ウェーブソール(波目)に着色した突板のパネルやクラックのオーク材等を展示。

(この手の商品は各社一斉に出展していた)

 

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また、別室ではLEDに反応する蓄光を接着剤に入れた商品を展示していた。

 

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店舗やホテルなどに採用したら面白そうな製品であった。

 

 

●GLUNZ(ドイツ)

カラーMDF(トパンカラーMDF)の輸入先。

 

今回、ブランド名をメラミン化粧板などと統合し「Innovus」へ変更(TOPAN COLOR名は使わなくなる)

 

また、今回のInterzumではカラーMDFの新色を発表。

 

ブラック以外のレッド、イエロー、ブラウン、ブルー、グリーン、オレンジは廃番となった。

 

代わりに新色として、ロイヤル(ブルー)、ベリー(レッド)、カレー(イエロー)、テラ(ブラウン)、グレーの5色が増えた。

(オレンジとグリーンは完全に廃番となる)

 *弊社の在庫も無くなり次第変更予定

 

新色は従来の原色に近い色から、全体的に深みのある上品な色になったと思う。

(写真などは近日中にアップします)

 

 

●DANZER(ドイツ)

弊社3Dベニヤ(3次元成型合板用の単板)の供給元

 

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ここの3Dベニヤはイスの成型が主である。

 

また、Danzerとしては突板の製造も行っており、今回アウディに採用されたコンソール部の成型品を展示してあった。 

 

 

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突板にアルミニウムを挟んだALPIのSHINY RAILと類似の商品であった。

 

 

●メラミン関係

HOMAPAL社、ABET社を見学したが、特に目新しさは感じられなかった。

メタリックのハイグロスエンボスに力を入れていた。

 

 

●その他

・O社

天然素材(草・花)を使用した化粧板メーカー

 

天然の草・花・実(コーヒー)等をバッカーの上に化粧した新素材を出展。

 

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見た目も斬新だが、天然素材をそのまま使用しているので、それぞれの素材が持つ良い香りが魅力的であり、その香りは10年も持続するという。

 

吸音効果のあるパネルにすることも出来るので、視覚的な効果だけでなく、色々な場面で利用できそうな材である。

 

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エコを打ち出したい店舗・オフィスなどの内装の壁面や什器に使用したらかなりインパクトのある材であると思う。

 

素材としては非常に面白いが、懸念材料としては価格がかなり高いこと。

 

使用方法などを含め、今後詰める必要がある。

 

 

・I社

鉄錆を表現した内装材を展示。

 

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触っても粉などの汚れが手につかず、芯材に本物の鉄を使っているので磁石がつくという。

 

創作家具、店舗壁面や展示用什器などに使用したら面白い材である。

 

 

 

・U社

成型用合板を展示。

 

 

これまでの2次元・3次元の成型合板は金型などの設備の費用の問題で中々簡単には新しい形状のものを生み出せなかった。

 

 

ここの製品は特殊な接着剤を使用することにより、市販のホットプレートやジャッキで作成したプレス機で手軽に成型品が作成できるという革新的な商品であった。

 

 

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実際に目の前でデモンストレーションを行ってくれ、ホットプレートで3分、木型で2分プレスしただけで簡単に成型品が出来上がった。

 

 

量産の場合は木型ではなく、スティール型を使用した方が冷却などが迅速に出来るのでお勧めとのことであった。

 

 

それでも、今までのプレスを考えたら、時間やコストを抑えられることは間違いない。

 

 

 

 

今年のInterzumの印象は、天然木突板ではユーカリ等、今まで突板としては使われていない材が出てきた。

 

色目的には天然木工芸突板、印刷紙等もグレー系が目立った。

 

 

また、ラフベニヤ、クラック等の突板も各社出展しており、トレンドは続くと思われる。

 

次にくるのは古木調の材であるが、持続性があるかは疑問である。

 

 

新しい商品としては天然素材の材料や成型の技術等、新しい風が吹きそうな予感がする2015 Interzumであった。

 

 

 

 

報告者:TAYT T.T

 

 

2015/05

タイト海外通信「ZOW展 2014」

 

 

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2月10日~13日に開催された「ZOW展2014」(ドイツ・バッドザルツフレン)の初日と2日目を見学した。

 

初日は、入場時間が早かったこともあり、混雑無く見学し易かったが、2日目はさすがに入場者が増えかなり賑わっていた。

また、2日目は初日に比べ東欧系の人々が多くなっていたように感じた。

 

今年のヨーロッパは暖冬ということもあり、日本よりも暖かく感じ過ごし易い気候でもあった。

その分、日本や北米に寒波が押し寄せてきて記録的な大雪になっていたが・・・。

開催する季節も影響しているのか、出展者数は例年に比べ減少している様子でもあった。

 

  

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入口の案内板

 

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受付の様子。初日の出足はこれからか?

 

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入口付近の様子

 

 

[天然木工芸突板]

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弊社仕入先 イタリア・ALPI社のブース

 

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ブティック風の展示

 

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壁面への展示(FSC認証品)

 

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アルピコード(フェノールバッカー強化天然木工芸突板)

 

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フリッチから作ったワインボトルのデザイン

 

 

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2年前から展示会で見かけるようになったラフベニヤだが、突板のみならず木口テープにも多く使われていた

 

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最近では縦・横ともにブラッシングした柄も多くなった

 

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ラフソールを組み合わせた柄

 

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有孔ボードの吸音板

 

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横、縦使いのドア

 

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ラフソール以外に目についた傾向として、朽木・古木などが多く出展されていた

 

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弊社取引先:RoHol社の展示

 

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節や割れ、色あせなどもデザインの一部となっている

 

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クラックを強調した突板使用ドア

 

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壁面にも、朽木や古木が使われている(基材はカラーMDF)

 

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お面は??

 

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年輪をそのまま利用した輪切りのテーブル

 

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玉杢天然突板を使ったカバン

 

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木目天然突板を使ったカバン

 

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これも、天然木突板

 

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ハイグロス仕上げだとさらに高級感が増す

 

全体的な感想として、ラフソールは相変わらず目を引いたが、その他朽木・古木がかなり多く出展されていた。

ヨーロッパではアンティーク調の古木系のデザインが流行し始めているのか?

 

色目的には、継続してグレー系やライトブラウン系のものが多く見受けられた。

この傾向はここ数年変わっていないように思う。

 

総合的に、デザインの壁を乗り越えられない何かがあるのか、もう一つ印象に残る物が無いように感じられた。

 

報告者: TAYT  R.F

 

2014/04

タイト海外通信「ZOW展 2012」

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2月6~9日に開催された「ZOW展2012」(独・バッドザルツフレン)に参加しました。

今年は、期間中、零下日が25日以上続くという極寒波の到来により、周辺の屋外は-15~-6℃と、商店街以外はゴーストタウンのような閑散とした風景でした。
どの家の煙突からも団らんを告げる煙がゆらゆらと立ち上がっているのが印象的でした。

”ZOW展2012”での「木目柄」の化粧製品(ドア・カウンター、etc)としては、「FSC製品(=伐採から製品までルーツ管理=自然保護)」を推奨するEUの影響か、”自然木の風合い”が今年の共通テーマのようで、素材の違い(天然木・紙・プラスチック)に係わらず、”節”、”虫跡”、”染み”、”割れ”、”色ムラ”…、といった「より自然」を柄の中にあえて意匠として取り入れた提案が多く目に映りました。

自然風合い製品例

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    <棚 扉>
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    <クローゼット扉>
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    <古木調柄(例)>
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    <チェスト>
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    <カウンター>
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    <棚 扉>

色・柄

<色合い>
・樹種に関係なくグレー・ブラウンが基調(ここ2~3年の主流=長い不況の影響)
<柄構成>
・古木調(シミ・変色・節・虫跡・割れをデザイン)
・狭幅接ぎ<50~80mm程度>&板/柾混成

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    <オーク グレー系>
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    <オーク ブラウン系>

●現物展示では色差や自然木の風合いをはっきりと主張した柄が多い

  • <色差強調柄例>
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  • <代表柄例>
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ALPI社 展示ブース

<ALPI社ブース概観>
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ALPI社 大板展示品例

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    <ST 1S814/00/E1/TS1 BP C>
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    <23-TBF 7Z386/XV/15>
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    <EBF 2N392/50/CIG>
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※ALPIの大板展示品の柄傾向
・明暗のはっきりした不規則調
・天然素材感を強く出したミスマッチ構成

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    <EBF 23E195/00/Y17>
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    <TBF 1 ININ 658>
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    <EBF 23E221/00/Y8 A4>
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    <EBF 23E223/00/C4-S13/Y8 A6>
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    <EBF 23A908/D3 21>
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    <ST 1S802/00/E1/TS1 BP C>
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    <ST 2N390/XP 12>
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    <GRAF EBF 2V110/00/FS3 23>

吸音仕様 ドアパネル製品 (抜粋)

不況下での時短・無残業・無休出や高齢者増による在宅時間の長期化に伴い、居室空間での大型画面TV・ホームシアターの普及(AV普及)や個室での楽器演奏等の増加から、室内音場環境の改善(残響時間短縮)を目的とした”吸音加工家具”の展示(意匠重視設計=古径孔・デザインスリット)が目につきました。

  • <横スリットtype>(孔=意匠)
    ≪吸音加工部分拡大≫
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  • <Ф0.5mm孔type>
    (木目柄意匠重視)
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ALPI社 吸音パネル製品 (AKUSTIK)

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※ALPI社の吸音加工化粧板は、コア材にペーパーハニカム、裏面に寒冷紗という構成です。
孔タイプ:
・丸孔<0.75,φ1.0,φ1.5mm>
・長孔<0.75×5.0 mm>

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    <Qパターンtype>
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    <Vパターンtype>
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    <S.V.パターンtype>

ALPI プラスチック(透過)複合仕様 パネル製品(DUO plex)

●DUOplex :アクリル板(PMMA、厚さ8mm)に厚単板をはめ込んだストライプ柄化粧パネル

・プラスチック部:透明typeと半透明typeの2type
・サイズ:T8×W650×L2500mm

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    <柄ピッチ:25mm(突き板20mm+PMMA5mm)>
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    <柄ピッチ:40mm(突き板12mm+PMMA18mm)>

厚板(浮造り) 製品例

●深みのある質感を活かして、”より天然らしさ”を強調した厚物製品の展示ブースは、ライティング効果もあってか人の出入りも多く存在感がありました。
《特徴》
●厚物特有の段差(陰影、明暗)を強調し、ライトアップ(凹凸ブロック、浮彫り)
●”天然木”の素材感を意匠デザイン(色差[混色]、節、割れ、キズ、染み、うねり)

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    <厚板化粧品(製品例)>
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    <厚板化粧品(浮造り製品例)>

《厚板化粧品(施工例)》

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積層化粧板 (製品例)

※色違いの単板を積層し、彫刻することで様々な深みのある意匠設計が可能となります。
また、小径孔加工することで、吸音性も付与した製品の展示もありました。

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報告者: TAYT M.A

2012/03

タイト海外通信「MADE EXPO展 2010」、「ZOW展 2010」

2月3日から開催された MADE EXPO展(伊・ミラノ)と2月8日から開催されたZOW展(独・バッドザルツウフレン)に参加しました。

久し振りの寒いヨーロッパを体験し、移動には難儀しました。両展示会には、弊社の主要仕入先のアルピ社(www.alpi.it)が例年通り出展していることもあり、景況厳しい中ですが、参加することにしました。この期間、まさに厳冬。ひたすら飛行機が飛んでくれるのを待ち続け、無事(?)戻ってくることができました。

「MADE EXPO展 2010 / 開催地 イタリア・ミラノ」

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    展示会場
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    会場入口
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    会場入口

ミラノの広い展示会場を使って、建築一般・素材(石材・木質材、セラミックタイル等)・内装/外装ドアなど幅広い商品が展示され、昨年同様今年も「トビラ」を中心に見学しました。

化粧材料としては、今年の特徴は多種多様、そして多彩な「ガラス」を使った「トビラ」が目立って多かったようです。木質材では「無垢材」「天然突板材」よりも弊社の主力商品「天然木工芸突き板=アルピリニューム」が大変多く化粧材として使われていました。また「縦貼り」より「横貼り」、そして「デザイン貼り」も目立っていました。更に、「トビラ」表面が凹凸仕上げ(浮造り仕上げ)の多塗装感(濡れ色)を感じさせないマット仕上げが目につきました。

この仕上げ感についていうならば、アルピ社の突板化粧板「アルピコード」に2010~11年の目玉として「ブライト・シルク」と銘打った従来の「マット・艶消し」と「3分艶」の中間(言葉と写真では表現できない)の仕上げを発表しました。「質感=クォリティー」と「材質=マテリアル」で「クォリアル」という造語を思いつきました。如何でしょうか?

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    アルピ社ブース・アユース材のFSC認証表示
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    アルピ社・突板=アルピリニューム
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    アルピ社・突板
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    アルピ社・突板
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    アルピ社・突板
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    アルピ社・突板
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    アルピ社・突板化粧板=アルピコード
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    アルピ社・突板化粧板
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    アルピ社・突板化粧板
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    アルピ社・突板デザイン貼り
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    トビラ・横貼り
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    トビラ・横貼り
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    トビラ・デザイン貼り
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    浮造り仕上げ・トビラ
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    浮造り仕上げ・トビラ
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    浮造り仕上げ・トビラ
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    浮造り仕上げ・トビラ

地球温暖化の進行を抑え森林保護という緊急議題は、木材資源の再生力を損なわない森林管理・運用・技術改良・表現技術の向上を後押ししてくるものと確信します。

その意味において、アルピ社の長年にわたる、カメルーン国の森林保護法の厳守と公共福祉への貢献、そして、持続性の確保への努力は、OLB(原産地と合法性の証明)取得と「FSC」の監査合格、CoC取得といった一連の事実を積み重ね、「アユース材」への合法性・持続可能な森林経営・CoC認証に結実していることを、お知らせします。

 

「ZOW展 2010 / 開催地 ドイツ・バッドザルツウフレン」

久し振りに厳冬のドイツを思い出させる展示会でした。それは、もしかすると業界の懐具合の「寒さ」も意味するものだったでしょう。昨年に続いて小さな小間割で多数の会社が辛抱して軒を並べて出展していた。という印象を受けました。

これが、ZOW展のコンセプトの一つだった、ともいえます。もう一つのコンセプトの「斬新な技術・表現」は今年も裏切られました。業界全体が素材革新を暗中模索している真っ只中なのです。

恒例の印刷各社の出展もありましたが、何の特徴もお伝えできません。例えば、ラミグラフ社(スペイン)は、樹種で云えばオーク(同一柄・複数の色変え)・アッシュ・チェリー・エルム・ウォールナット・ローズなどなどオン・パレード。バウシュ・デコール、スッド・デコール・シャット・デコール、インタープリント社などドイツ系も樹種・色に特徴を据えることは難しく、「同一柄の色変え」表現が多かったようです。

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    厳冬の独・バッドザルツウフレン市街
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    バッドザルツウフレン市街
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    展示会場・入口付近
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    展示会場・入口付近
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    アルピ社・突板
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    アルピ社・突板
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    アルピ社・突板
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    アルピ社・突板
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    アルピ社・突板
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    印刷メーカー・展示パネル
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    印刷メーカー・展示パネル

他の用務もあり、ミラノ滞在中に、コンパクト・フォーム社で打ち合わせをしたこともあって、(本件は後日報告予定です)厚物(コンパクト)HPLに注意していたら、なんと、化粧パネルの軽量化の先陣を切っているエガー社が「重厚長大」の代名詞のような、厚物HPLをさり気無く出展していたのに気付きました。他社についても同様ですが、今まで気付かなかっただけ?だったようです。

報告者: TAYT M.A

2010/03

タイト海外通信「ZOW展 2009」

10月21日から24日の4日間ヴェローナ市(イタリア)で開催されたZOW展示会に参加しました。

昨年まで同展示会は、ポルデノーネ市で「SICAM」という団体との共同開催で行われていましたが、それぞれ別々に単独での開催が10月に行われました。

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    ZOW案内カタログ
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    ベローナ市・アリーナ
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    展示会場入口

SICAM展示会がどのような結果だったか、詳(つまび)らかではありませんが、ZOW展示会は、惨憎たるものであったと思います。出展社数も公称では300社とのことですが、それ以下であることは確実であり、内容もメーカーが積極的に「オリジナルな商品・アイデア・加工技術を紹介する」というコンセプトが果たされていたか疑問でした。又、今までのZOW展示会とは趣が異なり、商社・販売店などが「メーカー」に代わって出展していたと思えるほどでした。

当社仕入先のアルピ社は、ZOW展には常連でしたが、経費節減、初回の展示会の評価を見定めるため展示を取りやめたとのことでしたが、イタリア国内の販社の一つ「EDILLEGNO社」が最新情報を提供するという形で、環境問題へのアルピ社の取り組みをアピールしていました。アユース材のOLB(木材の原産地と合法性)認証に続き、年内にはFSC認証に基づき、CoCを取得(認証団体はSGS)するということでした。アルピ社の国内営業・海外営業・技術部の担当者がアテンド応援をしていました。

いつも、ZOW展のカタログ(出展社・製品別小冊子)の末尾には、来年の開催予定日が案内されているのに今年のカタログにはそれがありません。来年の開催予定(2010年10月13日~16日)が出ていたことを付け加えておきます。

化粧紙メーカー(印刷会社)も主だったところは見当たらず、印象に残ったのはドイツのIMPRESS DECOR社(www.impress.biz)くらいでした。

どうしても立ち寄ってみたかった会社に、THERMOPAL社(www.thermopal.com)があり不燃化粧板(欧州規格のEN13501-1,A2-s1,d0)の情報提供を求めるつもりでしたが、出発前に見たホームページ程度で、同社は営業方針を転換しており、パナソニック向けのLMC(低圧メラミン化粧板)が終焉し日本代表部を閉鎖、欧州市場に営業努力を注力することに決めたとことでした。

ここ数年に亘り増大している「不燃化粧板」の需要を踏まえ同社の品質がどの程度の水準か見極めて見たかったが些か残念な思いをしました。

今まで、海外の大手HPL各社が日本への進出を企て、その都度失敗し撤退しておりますが、彼らにとって日本市場に腰を据えて居続けるには「商流難解・困難・不採算」であり、結局のところ指定品番が特定のプロジェクト用に仕向けられるしかないのは、仕方ないことなのでしょうか?

低調な展示会の中で興味深かったのは、環境対策を意識したECO商品は、100%リサイクル・ペーパーとカシューナッツ・シェルから抽出したフェノール樹脂を主原料としたUSA「パネルテック社」製の「PaperStone」でした。商品としてはほぼ厚物HPLの外観・性状そして用途も同じようです。

この商品に関連し展示会には出展していませんでしたが、当社が取り扱っているドイツのデコデュール社から「グリーン・ラミネート」という名称の高圧メラミン化粧板が紹介されています。違いはコア層で、クラフト紙はNATRO社(ボスニア・ヘルツェゴビナ)の製品で50~80%が再生紙、残りはFSC(森林管理協議会)が承認したパルプを使っています。

又、含浸用の樹脂は今までの石油化学製品を原料とするフェノール樹脂ではなく、植物由来(サトウキビ)の樹脂を使っています。お問合せは、当社までご連絡頂きたいと思います。

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    会場内展示風景
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    商談コーナー
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    会場内展示風景
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    会場内展示風景
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    オレフィンシート貼り乗用車
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    デコデュール社ブース
    (メタル化粧板メーカー=弊社取引先)
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    伊・スマート社 有孔突板化粧板

報告者: TAYT M.A

2009/12

タイト海外通信 「インターツム展 2009」

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    会場入口
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    会場入口

今年で50周年を迎えたインターツム展(5月13日~16日 ドイツ・ケルン市)に参加しました。50年前といえば1959年=昭和34年、高度成長期の序章の頃です。その当時の状況がどのようなものであったか知る由もありませんが、その後、何度か参加した頃の記憶、最近2~3枚の記憶を繋ぎ併せて想像すると、化粧材という商品が欧州では過去一貫して高メラ・低メラ化粧板、そして天然木工芸突板が主流を占めて生態学的ニッチに様々な化粧材料が浮沈を重ね小進化を繰り返して来たと思います。
昨年らの未曾有或いは100年に一度の恐慌下、どのような生き様を示すのか大変興味深い機会でした。

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    会場コンコース
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    会場コンコース
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    会場コンコース

フォーマイカ社やウィルソナート社など北米勢は出展せず、欧州の各社は生き残りを賭けて、大進化・何度目かの再編・グループ化が進行中と思います。フライドラー社系列には、ウッデゴ社、デュロバル社、テルモバル社を収め、ホマパル社・ホマニット社が、同じ展示方法で自社品を出展していました。聞けば出展費用を抑えるためとのこと。おそらく3社のグループ化が進むのだと判断しました。イタリアでも同様の傾向は既に進行中です。

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    デコデュール社
    「ハイグロス・メタル化粧板」
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    デコデュール社
    「突板化粧板」
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    デコデュール社
    「ハイグロス・メタル化粧板」
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    ポリレイ社
    「高メラ化粧板」
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    レゾパル社
    「高メラ化粧板」

レゾパル社は低メラ・高メラ板で汎用品を、デコデュール社はメタル天然木化粧板、ポリレイ社は大胆な色使いの抽象柄を軸に出展していました。数年前には1~2社程度の会社が高メラ化粧板の表面層に突板を積層した化粧板を上市していましたが、最近では各社が夫々品揃えしてきたのには驚いています。省みて、日本の高メラ各社が小進化も、大進化もままならず後れを取っているのは残念というべきです。

3次元成型品メーカー・リホルツ社(弊社が日本国内の輸入元)は、椅子を主体に新デザインの提案をしており、概ね予定通りの商談があったとのことでした。

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    リホルツ社
    「3次元成型椅子」
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    リホルツ社
    「3次元成型椅子」
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    リホルツ社
    「3次元成型椅子」
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    リホルツ社
    「3次元成型椅子」

今までは、大手印刷会社の「色」「柄」の傾向・特徴を報告して来ましたが、今年はそうした内容を捉えることはできません。拡散・分散が顕著でした。敢えていうなら、シャット・デコール社のような「平凡なウォールナット系」の木目柄(横目)が主流ということになります。

前回同様、5号館が全てが突板関連を出展し(前回より出展者数は減少)、突板製品への回帰が顕著です。中国からも3社程度が「人工突板・多層積層突板」を出展していました。夫々に「合法材・持続可能な木材資源管理」への対応を尋ねましたが、全て曖昧な回答で、何もできていない、警戒すべき水準でした。

化石燃料をひたすら消費し続け、或いは、フィルム・シート化した製品、野放図な森林伐採・違法伐採の結果、地球温暖化・環境破壊・未体験ウィルスの来襲など、今までの生産システムを根本から改めなければ生き残れない経済環境に直面した資本主義経済・商品経済の体系が、化粧材料の分野では、低メラ・高メラ、そして、再生可能な合法材を主流にする「突板」に集約されるのでは。という予感が確信に変わった今回のインターツム展でした。

報告者: TAYT M.A

2009/05

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泰斗株式会社
〒104-0042 東京都中央区入船2丁目3-8 大日本ピーアールセンタービル3F
TEL:03-6222-3981 FAX:03-3555-0130
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